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KitchHike n.46&47

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大好きなかぼちゃと栗の季節になりました!カフェでの料理教室など、他の企画もあってキッチハイクの回数が少なくなってしまいました…そしてブログの回数も…でも諦めず(??)書き続けます!それでは最近のキッチハイクメニューを紹介したいと思います★

まずは9月末に行ったキッチハイク46回目のレポートから:参加者のリクエストに合わせて、メニューは全品トスカーナ料理にしました!

アンティパスト (前菜)

  • Panzanella (パンツァネッラ)
  • Asparagi alla fiorentina (フェィレンツェ風アスパラ)

プリーモ (パスタ)

  • Spaghetti ubriachi (「酔っ払った」スパゲッティ)

セコンド(主菜)

  • Peposo (ペポーゾ)
  • Cannellini all’olio(白いんげん煮)

ドルチェ

  • Torta di riso alla carrarina (カッラーラ風ライスケーキ)
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パンザネッラはフェィレンツェの伝統料理、パンのサラダです。さっぱりで冷たい夏料理なので、今年のキッチハイクで出すのは今回で最後だろうと思って用意しました。硬くなった食パン(できればハード系のパンを使うこと)を水に浸してから絞り、トマト、きゅうり、玉ねぎと合わせてサラダにします。多くのイタリア料理のように、味付はとても単純です:塩、黒胡椒、オリーブオイル、お酢だけ。

パンツァネッラと一緒に前菜として出したフィレンツェ風アスパラは軽く茹でてから炒めたアスパラに目玉焼きとパルメザンチーズをトッピングした料理です。実はイタリアの他の地域でも似たような料理があるはずです(レシピやアレンジが少し違っても似たような料理がイタリアの各地域にあるのはイタリア料理の一つの特徴です)。IMG_0395

前菜が他のキッチハイクでも作ったことがありましたが、パスタは今回の新エントリーでした!イタリア語で「スパゲッティ・ウブリアーキ」と呼び、「ウブリアーキ」は「酔っ払った」という意味です。スパゲッティ(他のパスタの種類でも作れます)が酔っ払ってしまう理由とは、ソースに赤ワインを使うことです!赤ワイン以外の材料をほとんど使わないシンプルなソースで、パスタが赤・ピンク色になります。いつもと違う、斬新な一品を作りたい時にオススメです! IMG_0396

赤ワインと3時間ほどじっくり煮込んだ牛スネ肉煮込みのペポーゾはまたフェィレンツェの郷土料理です。
肉の脂身が溶けるまで煮込むため、バターやオリーブオイルなどの油を入れないこと、そしてブラックペッパーとハーブで香りをつけることがこのレシピの秘密です〜(^^)

付け合せとしてセージ香る白いんげんにしました。豆類もトスカーナ料理で大活躍されています!IMG_0398

最後、日本人に不思議に思われる(笑)、お米を使ったケーキ。ライスケーキがよく作りますが、今回のはカッラーラという町のレシピを使いました。さっと煮たお米をケーキ型の底に広げ、その上に卵と牛乳ベースの生地を流したらオーブンで焼きます。食感が違う2層のケーキが出来上がり、見た目も綺麗です!IMG_0399

続いて、47回目のメニュー紹介。10月に入ってから開催したので、秋の味に変わりました!

やっぱり栗とかぼちゃですねw

アンティパスト (前菜)

  • Zuppa di porri (長ネギのスープ)
  • Ricotta fatta in casa con marmellate di castagne e cachi (ジャム添え手作りリコッタチーズ)

プリーモ (パスタ)

  • Linguine al sugo di fegatini (鳥レバーソースのリングイーネ)

セコンド(主菜)

  • Petto di pollo ai funghi (きのこクリームの鶏肉ささみ)
  • Zucca al forno(オーブン焼きかぼちゃ)

ドルチェ

  • Castagnaccio (カスタニャッチョ)
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寒くなってきたのでスープも良いと思って長ネギのスープからスタートしました。イタリアではリークを使いますが、長ネギでもバターとの相性が良く、味がほとんど変わりません。

スープと一緒によく作る自家製リコッタチーズマロン柿ジャム(←柿ジャムも自家製です〜)を添えて出しました。チーズに蜂蜜をかけるのも美味しいですが、ジャムもとてもオススメです(^_^)IMG_0402

パスタにはリングイーネ(スパゲッティよりちょっと平たい形をしているパスタ)を選び、ある意味自分が開発した(笑)鳥レバーソースと合わせました。生クリームも加えた、ハーブ香るソースで、レバーなのに割とデリケートな味です。IMG_0403

セコンドも秋の味覚たっぷりでした:きのこ(マッシュルームとポルチーニ)のクリーミーなソースで和えた鶏肉ささみオーブンで焼いたかぼちゃ。鳥ささみは脂肪が少ないので生クリームと合わせてもあまり重く感じないと思います。そしてマッシュルームだけを入れたら香りが物足りないため、乾燥ポルチーニも加えて香りを深く〜

かぼちゃ(通常のかぼちゃと一緒にバターナッツも使いました)は一口サイズに切り、オリーブオイルやローズマリーをかけた後にオーブンで焼きました。IMG_0404

秋冬のトスカーナ料理のデザートと言えば、やはり栗の粉で作る「カスタニャッチョ」です。これも何回も用意しました!そろそろ今年の新栗の粉を調達しなきゃ〜!IMG_0405
今月、来月もキッチハイクと料理教室を開催しますのでお楽しみに!

KitchHike n.42&43

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すでに一ヶ月以上が経ってしまいましたが、4月に開催した二つのキッチハイク、紹介します!

まず第42回目です:

アンティパスト (前菜)

  • Torta pasqualina (トルタ・パスクアリーナ)
  • Insalata primaverile (春サラダ)

プリーモ (パスタ)

  • Strozzapreti al ragù di polpo (ストロッツァプレーティ〜蛸のラグーソース)

セコンド(主菜)

  • Pesce al forno con patate e pomodorini (黒鯛のオーブン焼き、ローストポテト&チェリートマト)

ドルチェ

  • Torta alla ricotta (リコッタケーキ)
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イースターの季節に合わせて、イタリア語で「イースター風ケーキ」と訳せる「トルタ・パスクアリーナ」を前菜として用意。ケーキと言っても、ほうれん草または小松菜、そしてイースターのメニューに欠かせない卵が入ったキッシュに似た料理です。卵は丸ごと(殻以外w)が入ってるので、ケーキを切る時に断面がとても綺麗に見えます(^-^)
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サラダには旬のそら豆、そしてうずらの卵プチトマトセロリディルを組み合わせました。そら豆はイタリアでの食べ方と同じく生のままでした。イタリアで新鮮なそら豆は皮だけを剥き、チーズ(特にペコリーノチーズ)と一緒に食べたりします。今回のサラダにも少しチーズを入れてました💡
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パスタは他のキッチハイクでも作った手作り(生地から作って、ハイカーさんたちと一緒に成型しました)フトッツァプレーティ蛸のラグーソース。「ラグー」とはミートソース、ボロネーゼのことです。挽肉の代わりに細かく刻んだ蛸を使い、今回のソースが完成♪
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セコンドはかなりインパクトのある一品、黒鯛の丸焼きを用意し、付け合わせに一緒に焼いたローストポテトプチトマト。味付けはもちろんオリーブオイル、そしてハーブとレモン。大きな魚は下ごしらえが大変ですが、やっぱり出来上がりがいいですね!味も淡白で美味しい〜

特に南イタリア、イースターの時期にリコッタチーズを使ったデザートが食べられる。同じレシピではありませんが、私もリコッタチーズのフィリングのケーキにしました。いつもの自家製リコッタチーズを作り、タルト生地のフィリングに使いました。中にはチョコチップやドライフルーツも入れてちょっと豪華な感じに〜
次に早速43回目のキッチハイクメニューです。

アンティパスト (前菜)

  • Pesce finto (偽魚)
  • Uova ripiene (詰め卵)

プリーモ (パスタ)

  • Pasta Vesuvio con zucchine, rucola, gamberetti e zafferano (ルッコラ、ズッキーニ、海老とサフランのパスタ)

セコンド(主菜)

  • Spiedini di pesce con salsa allo yogurt (カジキ&サケの串焼き〜ヨーグルトソース添え)
  • Insalata di stagione (季節のサラダ)

ドルチェ

  • Salame di cioccolato (チョコレートサラミ)
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イースターの季節でしたが、4月と言えば「エイプリルフール」もあります。イタリアでは冗談という意味で「4月の魚」と呼び、子供が紙に書いた魚の絵を友だちや両親の背中に秘密に貼ったりして笑う風習があります。魚というテーマを活かし、アンティパストとして「偽魚」と呼ぶ魚の形にしたジャガイモとツナで作った料理。ここにも説明します。
因みにオリーブやヤングコーン、豆などを今回の偽魚にみんなで飾ったりしました!

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卵詰めも定番メニューなのでパスします。

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パスタ
は「ヴェスヴィオ」と呼ぶ種類で、去年実家に帰ってきた時に買ったパスタでした。私も買う時まで聞いたことのなかったほど珍しい種類です。ヴェスヴィオはナポリの近くの火山ですが、このパスタは確か火山に似たような形で面白いです〜ソースとしてズッキーニ、ルッコラ、海老とサフラン、春らしいものを選びました。
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43回目のセコンドも魚でした。銀鮭カジキを一口サイズに切り、串に刺して焼きました。そのままでも美味しいですが、ヨーグルトディルで作ったさっぱりソースを魚の串焼きにかけて出しました。付け合わせにまた春らしいサラダ〜

最後、よくキッチハイクの際に作るチョコレートサラミ(→ここ見て〜)。
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 これで終わり!
5月と6月は特別企画、ソーシャルアパートメントでのキッチハイクがあるので通常の自宅キッチハイクができませんが、7月からまた再開する予定です!

KitchHike n.38&39

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「AMORE MISHIMA!」のレポートはまだ途中で、とりあえず先月のキッチハイクのメニューを先に紹介しちゃいます〜
キッチハイク38回目

 

アンティパスト (前菜)

  • Insalata con le fragole (苺入りサラダ)
  • Cecina alle cipolle (赤玉ねぎのチェチーナ)

プリーモ (主食)

  • Crespelle di spinaci (ほうれん草のクレスペッレ)
セコンド (主菜)

 

  • Petti di pollo al limone (レモン風味鶏むね肉のソテー)
  • Padellata di piselli e asparagi con speck  (グリンピースとアスパラのスペック入り炒め)

ドルチェ

  • Frittelle di castagne (栗粉のフリッテッレー)
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まず前菜としてカラフルな「苺入りのサラダ」に赤玉ねぎを加えたトスカーナ料理の「チェチーナ」。
苺入りのサラダは去年のキッチハイクの時も出し、見た目も綺麗な旬のサラダです。
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「チェチーナ」はよく作るひよこ豆粉のパンケーキ(のようなもの)で、普段はチーズとオリーブオイルだけをかけて食べますが、今回、生地に輪切りにした赤玉ねぎを入れました☆パンケーキと呼んでも実はひよこ豆粉と水、オリーブオイルしか入っていません。フェィレンツェのパン屋さんでよく売ってますので旅行の時に探してみてください(^_-)因みにひよこ豆の粉は日本でも買うことができますが、今回使ったひよこ豆粉はイタリアで買って、昔から石臼挽きで色々な粉を作っている小さな店のものだったため、特に美味しく感じました!
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プリーモはパスタでなはく、ほうれん草とリコッタチーズが入ったクレープ巻きの「クレスペッレ」でした。このクレープ巻きはベシャメルソースとトマトソースをかけてオーブン焼きにし、見るだけでもわくわくする料理です。中のリコッタチーズが自家製で、クレープも生地から作り、少し手間がかかりましたが、作りがいがあったと思います!
この料理は「カンネッローニ」とも呼ばれていますが、正しくはクレープ生地の代わりにパスタ生地を使う時に「カンネッローニ」と言います。
クレスペッレを食べ終わった後、セコンド(プリーモの後に食べる肉や魚料理)とコントルノ(セコンドに添える野菜料理)を用意。今回はさっぱり系のレモン風味鶏むね肉のソテーに春らしいーンピースとアスパラ炒め。味が甘く感じますが、グリーンピースの自然あ甘さで砂糖などが全く入っていません。そして「スペック」(燻製生ハム」も入れていました(ベーコンでも大丈夫です〜)。
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デザートにはひよこ豆粉を買った同じ店で売っていた石臼挽き栗粉を活用して「栗粉のフリッテッレー」を作りました。「フリッテッレー」とは様々なバリエーションのある揚げドーナツに似ているお菓子です。今回のフリッテッレーは栗粉の素朴な味が特徴で、実家に住んでいた時、冬のディナー後にお母さんが時々作っていました。生地の中にレーズンと松の実が入っていて、砂糖をかけて食べます。
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次、キッチハイク39回目のメニューです。

 

アンティパスト

  • Insalata d’orzo con fragole e asparagi (苺とアスパラ入り雑穀サラダ)
  • Strudel di radicchio (トレビスのシュトゥルーデル)

パスタ

  • Pici all’aglione (ピーチ・アッラリオーネ)

セコンド

  • Braciole alla pizzaiola (ピッザ風のブラチョーレ)
  • Finocchi gratinati (フェンネルのグラタン)
ドルチェ

 

  • Cenci al cioccolato (チョコレートかけチェンチ)
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39回は更に旬にメニューを合わせようと思い、春、バレンタインとカーニバルをテーマにしました。イタリアではもちろんバレンタインが祝われていますが、2月の祭りといえばやはり謝肉祭です。カーニバル・謝肉祭はカトリック教の祝祭で、ヴェネツィアのカーニバルが有名ですが、イタリア各地で人々(特に子ども達)が仮装したり、パレードが行われたりします。イタリアではハロウィンよりカーニバルの方が盛り上がりますよ〜そしてカーニバル仮装やパレードの特徴はカラフルであることなので、今回のメニューではできるだけカラフルな料理を選びました。
まずは旬の真っ赤なを使い、緑色のアスパラとフェンネル(⇦日本で珍しいイタリア野菜。三島の料理教室レポートの時、詳しく説明します!)と一緒にお米と押し麦の雑穀サラダにしました。最後にピンク色のハムも飾り、春らしい一品に〜
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その後のトレビスのシュトゥルーデルはこれまでのキッチハイクで時々出しています。「シュトゥルーデル」はもともと北イアリアなどのお菓子の名前で、トレビスという紫色で少し苦い野菜を入れた、シュトゥルーデルの惣菜バージョンにしました(チーズも入っていて甘くありませんよ笑)。余談ですが、トレビスのシュトゥルーデルを乗せた黒石のトレーは最近、私のお気に入り食器です(^-^)
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パスタはゲストたちと一緒に麺を伸ばした、シエナ名物の「ピーチ」。桃と全く関係ないwピーチも今までのキッチハイクで何回も作り、見た目はうどんに近いです。ピーチのソースといえば「アリオーネ」、要はニンニクの効いたトマトソースです。イタリアのトマトソースは何種類があり、シンプルなトマトソースでも使うトマト、味付、料理の種類と家庭によって違うものになります。特に実家で食べ慣れている・お母さんが作るトマトソースはイタリア人にとって「ザ・トマトソース」であり、例えば友達の家で作られるトマトソースを試すと違いが明らかになることが多いと思います(個人的な経験ですが、子供の時、友達のお母さんが作ったトマトソースパスタを食べたら、自分が知っていたトマトソースと違いすぎてショックでしたw)。

 

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セコンドは赤と白のコントラストが目立つ「ピッザ風のブラチョーレ」:豚肉の薄切りをフライパンで炒めてからトマトソースを加え、モッザレラチーズをトッピングします。トマトソースとモッザレラチーズ、そしてバジルやオレガノを使うため「ピッザ風」(イタリア語で「pizzaiola」)と言います。

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その次、フェンネルという野菜がやっぱり日本でなかなか見かけないものなので、必ずキッチハイクに活かしたいと決めて「フェンネルのグラタン」を作りました。フェンネルは優しい味で、チーズやベシャメルソースとの相性がいいですよ〜
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最後、カーニバル時季の伝統菓子。「チェンチ」はフェィレンツェでの呼び方ですが、同じお菓子でもイタリアの他地域ではキャッキエレやフラッペなど、違う名前がたくさんあります。フェィレンツェの方言で「チェンチ」とは「布巾」という意味で、このお菓子の形が布巾に似ているためこの名前が付けられています。薄〜く伸ばした生地を油で揚げ、粉糖をふって食べます。”バレンタイン感”も少し出すために溶かしたチョコレートをかけてみました(^o^)。
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今日も読んでいただいてありがとうございました(^_^)
3月は2回ほどキッチハイクの予定ですが、26日はまだ一人の席が空いています!お早めに〜
※この書き込みの多くの料理写真はキッチハイクに参加された方々が撮ったものです。最近プロに写真を撮ってもらえて本当に嬉しいです!ありがとうございました。

KitchHike n.37

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三島市で行ったイベント、AMORE MISHIMA!の際にやらせていただいたイタリア家庭料理教室が無事に終わりました。楽しかっただけではなく、色々な意味でためになったと思います。早速その時について話したいですが…その前に先月のキッチハイクレポートですね!
キッチハイク37回目:

 

アンティパスト(前菜)

  • Pound cake di verdure guarnito con speck (スペック添え野菜のパウンドケーキ)
  • Insalata di arance, ceci, sedani e merluzzo (オレンジ、ひよこ豆、セロリと鱈のサラダ)

プリーモ(パスタ)

  • Paccheri ai gamberi su crema di piselli (海老とフレッシュトマトのパッケリ〜グリーンピースムース添え)

セコンド(主菜)

  • Inzimino di seppie (イカのインツィミーノ)

ドルチェ

  • Castagnaccio (カスタニャッチョ)

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まず前菜として、最近よく出してきた野菜のパウンドケーキスペックというイタリアのスモーク生ハムを添えました。そして、AMORE MISHIMA!で作ったメニューに似ているサラダ「オレンジ、ひよこ豆、セロリと鱈のサラダ」:オレンジとセロリは魚介のサラダと合わせやすく、鱈以外にヒラメ、イカ、エイなどもおすすめします。さっぱり系のですが、魚も豆も入っているので惣菜的なサラダですね(o^^o)
プリーモのパスタはまさに初キッチハイクで作ってた海老とフレッシュトマトのパッケリ〜グリーンピースムース添えです(ここを参考)。やっぱり美味しい(≧∀≦)そして今回トスカーナ名物の「ラード・ディ・コロッナータ」もレシピに加え、飾りの海老を巻いたりするに使いました。

セコンドのイカのインツィミーノはキッチハイクで何回も出し、AMORE MISHIMA!でも作ったトスカーナ料理です。詳しくはここ
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最後、ドルチェも去年の冬に用意した、栗粉で作るカスタニャッチョ。イタリアから持ってきた美味しい石臼挽き栗粉で作ったらやっぱり違います!素朴な味ですが、風味深い〜
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以上です!
次回はAMORE MISHIMA!のレポートを楽しみにしててください〜!
*今回のキッチハイクに参加されたハイカーさんがこの書き込みの写真を撮りました。料理がより美味しくに見えますし、素敵な写真ありがとうございました!

AMORE MISHIMA!〜三島野菜を使ったイタリア家庭料理教室を開催します〜現場レポート

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久々にキッチハイクレポートじゃない書き込み。今日はこの間少し触れた話、AMORE MISHIMA!の際に開催する料理教室について話します☆
来月、2月11日(土)と12日(日)に 静岡県三島市でイタリアとスローフードをテーマにした、現地の文化、食、風土などが楽しめるイベント「AMORE MISHIMA!」が開催となります。その際、三島野菜を使ってイタリア・トスカーナ家庭料理のフルコースの料理教室・食事会を担当することになりました♪
先月、初めて三島へ行って、野菜を提供していただける農園、料理教室の会場を拝見しました。その時の様子を少し紹介します〜!
まずは「伊豆メディカル農園」の野菜の下見に:
種類が非常に多く、懐かしいイタリア野菜もたくさんあって感動しました!生で食べても、というより、生で食べた方が美味しいかもしれない野菜の試食をいくつかその場でいただきました!(*゚▽゚*)こんなヘルシーで新鮮な朝ごはんはいいね〜♪

特に印象に残った「カリフローレ」↓↓
カリフラワーほど花蕾が締まってないから食べやすく、水々しくて甘い〜♪ 見た目も花束のようできれいでしょ?☆
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カブの種類が山ほど多く、どんな色のもありました!その中、写真を撮っていませんが、「ビタミン大根」というのはフルーツに似たような味が特徴で忘れられません(*_*)
そして白、黄色、オレンジ色、赤、紫…彩り人参の皆さんが集まりました!
これらをぜひメニューに使おう〜
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↓↓冬のトスカーナ料理に不可欠な食材:カボーロ・ネーロ(黒キャベツ)!こちらも使わせていただきます〜
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農園を離れる前にせっかくの風景も撮っちゃいました(^-^)
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午後は鈴木学園へ料理教室の会場を見に行きました。料理道具、カトラリーがもちろん何種類も揃っていて、真っ赤な料理台もオシャレ☆

会場にスクリーンもあるのでそこに私の説明する姿が映されるのは少し恥ずかしいですが(笑)、ここで料理を作るのを楽しみにしています!

さて、イベントまでたった1か月なのでこれからレシピを書いたり、スケジュールを詳しく考えたりします。因みにメニューは5〜6品で前菜からデザートまで含めます。その中、参加者と一緒に作るものもあれば、予め用意しておくものもありますが、全品のレシピを皆さんにお渡しする予定です。
ご興味のある方はここから予約できます!人数が限られているのでお早めに〜(^_-)
AMORE MISHIMA! 2017のホームページ →http://amore-mishima.com/

KitchHike n.34

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12月からキッチハイクを再開しました!週一回程度で開催してきました。

まず12/4のランチ会で用意したコースは以下の通りです:

前菜

  • Pound cake di verdure (野菜のパウンドケーキ)
  • Assaggi di pecorino con marmellata di cachi (ペコリーノチーズ食べ比べ〜自家製柿ジャム付け)
  • Pomodori secchi sott’olio (ドライトマトのオイル漬け)
  • Ribollita (リボッリータ)

メイン

  • Gnudi (ニューディ)

サラダ

  • Insalata del giorno con rapicini e acciughe (本日のサラダ)

デザート

  • Torta di riso (ライスケーキ)
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img_0270 前回も出した野菜のパウンドケーキ↑↑↑(参考:)と一緒にあと3種類の前菜がありました。
その中の2つは簡単なおつまみ系でした:
ペコリーノチーズ食べ比べ〜自家製柿ジャム付け」トリュフ味・赤ワイン風味・唐辛子入りの3種類のペコリーノに先月大量に作った柿ジャムを付け合わせました。チーズとはちみつはよく合いますが、チーズとジャムも絶品コンビですよ!
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ドライトマトのオイル漬け」にはイタリアから持って来た大きなドライトマトを使い、アンチョビとケッパーと一緒にオリーブオイルに漬け込みました。先月イタリアに帰った時、ドライトマトのオイル漬けを久しぶりに食べたらやっぱり日本でも作りたい!と思って今回用意しました。
また、トスカーナ料理のリクエストがあったので冬の伝統料理「リボッリータ」を前菜に含みました。去年も出したことがありますが、硬くなった食パンを生かす料理で、季節の野菜(特に黒キャベツの「カボーロネーロ」やインゲン豆など)とそのパンを煮込んだスープです。食べる直前、熱々のリボッリータにオリーブオイルとパルメザンをかけると更に美味しさアップ!
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ゲストさんたちと一緒に作った「ニューディ」もフィレンツェ料理です。フィレンツェの方言で「裸」という意味の「ニューディ」はまさか「裸のラビオリ」と言えます。パスタ生地がなくてほうれん草とリコッタチーズの団子だけです。デリケートな味のニューディに通常使うソースが非常にシンプルなもので、今回も定番のセージで香りをつけて溶かしたバターにしました。仕上げにパルメザンをたっぷりかけます(はい、パルメザンは色々な料理にかけますw)〜☆
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本日のサラダ」はベビーリーフ、ラディッシュ、アンチョビ、チーズ等の組合せ♪
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最後、定番のライスケーキ。ドライフルーツやナッツたっぷりで、お米で作られてるケーキって日本人にとってちょっと違和感があると思いますが、トスカーナでは定番のお菓子です〜(写真は前作った時のものです)
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以上です!
次回は少しクリスマスっぽいメニューを紹介します〜!

KitchHike n.31

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10月2つ目のキッチハイク、早速メニューを紹介します!

前菜

  • Insalata di fagioli borlotti e polpo (うずら豆とタコのサラダ)
  • Seppie e piselli al pomodoro (グリーンピースとイカのトマト煮込み)
  • Baccalà alla livornese (リヴォルノ風塩鱈)

メイン

  • Risotto porri e arance (長ねぎとオレンジのリゾット)

サラダ

  • Insalata con pere, rapa bianca e provola (かぶ、洋梨と燻製チーズ入りベビーリーフサラダ)

デザート

  • Tiramisù (ティラミス)
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久しぶりに海鮮系のメニュー。まぁ、前菜だけだけどw 魚介類を使った新しい(まだキッチハイクで出したことのない)料理を作りたくてまたお母さんに相談しました。その結果、前も作った「うずら豆とタコのサラダ」以外に新メニューとして2品を用意できました。
1つ目は「グリーンピースとイカのトマト煮」。実家で普通に食べていたのに確かまだ作ったことがないと思い、お母さんに勧められた時はこれだ!と決めました。トスカーナ料理でよく見かける魚介類と野菜のコンビおかずの一つです。トマトは缶詰でも生トマトでも使えます。また、トマト煮込料理があんまり好きじゃない方はトマトなしで、グリーンピースとイカだけにしてもOK♪
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2つ目はリヴォルノ風塩鱈。これもトマト煮込みのように、トマトソースと絡めた鱈のソテーです。本来、この料理に使うのはバッカラー(baccalà)という塩漬け干し鱈です。イタリアのバッカラーと同じものを見つけなかったので生の甘塩鱈で作りました。それでも十分に美味しくできますよ〜最後にブラックオリーブも加えました(^人^)
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メインのリゾットはイタリア人友達に勧められた一品です。リゾットに果物を入れるのはそこまで珍しくないことです(例えば春に作ったいちごのリゾット、またはレモン、ラズベリーなども時々入れたりします)。オレンジのリゾットも既に知っていましたが、今回のメニューに長ねぎ(イタリアにいたらリーキ)も入れるのは特徴です。フルーツが入っていますが、甘くなくてデリケートな味ですよ〜
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副菜として、細く切ったサラダかぶと洋梨のシャキシャキ感を活かしたベビーリーフサラダ。洋梨の甘さにぴったり合う燻製チーズも入れ、レモンと蜂蜜の自家製ドレッシングで和えました(^-^)
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最後にイタリアン人気デザート、私の大好きなティラミス!久しぶりに作りましたが、やっぱりティラミスってシンプルで最高に美味しい(*≧∀≦*)
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また今度のレポートお楽しみに!
12月のキッチハイクが受付中です〜♪
ここからご予約ください~

イタリア旅行①食習慣&名物!

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先月、10日間ほどイタリアに帰ってきました。

久々に家でもレストランでも母国料理を充実しました。

今後イタリア旅行をする予定がある方やイタリアの食べ物に興味のある方などがいますが、食習慣、メニュー、お店に関する情報を含めてこの度で気になったことについて話したいと思います。

まず実家で食べて気が付いたこと。

私には当たり前で驚くことでもありませんでしたが、イタリア(ヨーロッパ)は家庭の食卓でも料理が順番で来ます。

言い換えると、家庭の食卓でもある程度、コースがあります。

もちろん、毎回レストランのように前菜からデザートまでのフルコースが出る訳ではありませんが、例えばパスタとおかず(肉や魚など)の2品がある場合はまずパスタを食べて、その後おかずが来ます。

パスタは種類、ソースが様々で、おかずと一緒に食べるものではありません。因みに、お米も(主にリゾットとして)パスタが入ったスープ(ミネストラ)もパスタと同じ位置にあり、前菜の後、おかずの前に食べます。

人によってパスタを食べない時もありますが、パスタのあるなしにかかわらずおかずと一緒に(基本的に)パンも来ます。サラダなどの野菜系もおかずと一緒に食べます。

デザートも出る家庭コースが少ないと思いますけれど、最後に旬の果物を食べるのは普通です。

 

次は名物。

イタリアの美味しくて紹介したい食べ物たくさんあっても、今回二つだけにしますw

フィレンツェ(トスカーナ州)の名物なので、フィレンツェに行ったら是非食べてみてください。

一つ目は鶏レバーペストのカナッペです。

「Crostini Toscani(クロスティーニ・トスカーニ)」を注文すると色々なカナッペでのプレートが来ますが、定番のレバーペストカナッペはたいてい入っています(下の写真で左)。

レバーだけじゃなく、アンチョビやフレッシュな調味料なども含めてあり、コクのあるペストです。温かいうちに食べることも多いです!

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もう一つはフィレンツェ名物の女王、「Bistecca alla fiorentina(ビステッカ・アッラ・フィオレンティーナ)」です。フィレンツェ風の骨付きステーキのことです。

厚くてレアのステーキで、弾力がありますから食べている感覚、または満足度が高いと思いますw

フィレンツェ人にとっては肉と言えば・・・これです。

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とりあえずイタリア旅行について以上です。

次回おススメのレストランを少し紹介します!