3月に2回しかキッチハイクをしていないので、両方のメニューを紹介します。
キッチハイクが少なかったですが、個人的にイタリア料理2回、そして韓国料理、フランス料理、日本料理はもちろん、今月の外食が多かったです(笑)…相変わらず食いしん坊です(^^’’)
では、18回のメニュです。
前菜
- Cecina(チェチーナ)
- Fettunta con cavolo nero e uova al tegamino(カボーロネーロのフェットゥンタ〜目玉焼きトッピング〜)
- Strudel di radicchio rosso(トレビスとカマンベールのシュトゥルーデル)
パスタ
- Risotto alle fragole(いちごのリゾット)
サラダ
- Insalata di stagione(本日のサラダ)
デザート
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18回の時は私のキッチハイクの定番でも言える「チェチーナ」と一緒に、目玉焼きをトッピングにした「カボーロネーロのフェットゥンタ」と「トレビスとカマンベールのシュトゥルーデル」を前菜として用意していました。
「カボーロネーロのフェットゥンタ」は先月も活用した、トスカーナ料理でよく使われている黒キャベツ(カボーロネーロ)を茹でてニンニクとオリーブオイルで味付けしたカンパーニュパンに乗せたものです。フェットゥンタ自体はトスカーナ風のブルスケッタで、とてもシンプルなので材料の新鮮さ、美味しさを生かす郷土料理です。最後に目玉焼きもトッピングして少し豪華になりました。
「トレビスとカマンベールのシュトゥルーデル」はトレビス(赤チコリとも呼ばれています)とチーズの抜群の相性を示す一品です。シュトゥルーデルとはオーストラリア、ハンガリーや北イタリアで食べられているお菓子で、りんごやナッツ、レーズンなどをパイ生地で包んだものです。でも今回、デザートではないので、りんごなどの代わりにトレビスとカマンベールをパイシートで包みました。オーブンで焼いて熱々で食べてみるとなかなか止まりませんよ〜!
旬の食材を利用した料理を作りたくて、メインディッシュとしていちごのリゾットを作りました。えっ、いちごの…リゾット?!と反応されますが、これはイタリアでもちょっとだけ珍しいリゾットです。でも勘違いしないで、甘くないですよ!チーズもたっぷり入っていて、甘さよりいちごの酸味を引き出す料理です。そして何よりもピンク色で非常に春らしいですよ!
サラダは当日の朝、八百屋に行った時に決めて、ベビーリーフ、黄色ズッキーニとドライトマトのミックスにしました。黄色ズッキーニは普通のズッキーニとほぼ同じ味ですが、緑のサラダに加えると色の組み合わせがきれいになりますね〜
デザートも季節に合わせました。まあ、だいたいw「チェンチ」はカーニバル時期(2月だからちょっと遅れていました)に食べる薄い揚げ菓子です。因みにトスカーナではチェンチと呼ばれているのですが、ほぼ同じお菓子は他の地域にもあり、呼び方だけが違います(例:「キャッキェーレ」や「ブジーエ」など)。
続いて、一週間後の19回目のキッチハイクのメニュー:
前菜
- Pecorino con miele e pepe(ペコリーノチーズ〜黒胡椒と蜂蜜かけ)
- Crema di fave e pecorino(ペコリーノチーズと空豆のムース)
- Strudel di radicchio rosso(トレビスとカマンベールのシュトゥルーデル)
- Sformato di zucchine(ズッキーニの卵焼き)
パスタ
- Pomodori ripieni(トマトのライス詰め)
サラダ
- Insalata di spinaci con mele e ravanelli(りんごとラディッシュ入りほうれん草サラダ)
デザート
- Clafoutis alle fragole(イチゴのクラフティ)
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19回の時、偶々手に入れたペコリーノチーズを活かせようと決めて、前菜にまずシンプルなアレンジで「黒胡椒と蜂蜜かけペコリーノチーズ」を用意し、そして「ペコリーノチーズと空豆のムース」を作るためにも使いました。
日本のイタリアンでもチーズに蜂蜜をかけることが時々ありますが、昔、イタリアの祭で初めてペコリーノ・蜂蜜・黒胡椒のプレートが出された時は私もびっくりした覚えがあります。確かにイタリア料理の中でこのような甘い・塩っぱい味の組み合わせが少なくありません:メロンと生ハム、チーズと洋梨、肉とベリーなど。最初は「え、これ合うの?」と思われますが、全部絶品です。
ペコリーノはそら豆とも相性が良いので、「ペコリーノチーズと空豆のムース」にも使いました。滑らかなムースになるまでチーズとそら豆をミキサーにかけ、焼きたてパンやフォカッチャにつけることをおすすめです。
「トレビスとカマンベールのシュトゥルーデル」は18回と同じもので、「ズッキーニの卵焼き」は今までのキッチハイクで時々作っています。
メインの「
トマトのライス詰め」も去年、キッチハイク8回目の時に出しました。その時、
WWDマガジンにもレシピを掲載させていただきました。お米がやはり日本人になじみのある食材なので今回もこの料理は大人気でした。
ライスのメインにフレッシュなサラダが合うと思い、いつも通りカラフルな野菜や果物を混ぜて「りんごとラディッシュ入りほうれん草サラダ」を用意しました。
そして旬のいちごで「イチゴのクラフティ」というタルトとプディングの間のデザートを作りました。実はクラフティってフランス発祥ですが、イタリアでも珍しくありません。いちごの代わりにさくらんぼやぶどう、好きな果物を入れることが出来て、暖かいうちに更に美味しく食べられます〜
以上です。また来月!イースター料理を何か作ろうかな〜